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安全にスタートしたい自己資金額とレバレッッジ

さて、早速FXを始めてみようとお考えの方に向けて、安全にスタートしたい証拠金の額とレバレッジについて、ご紹介したいと思います。これは、FX会社によって、最低取扱証拠金額が異なりますが、私がオススメするのは1万円からスタートです。

これは取引システムに慣れること、及び為替変動による自分の証拠金評価額の変動に対する気持ちの変化を抑えることが目標です。10万円を証拠金として預けて、まるまる10万円分のポジションを注文しても良いのですが、その分のリスクが大きくなりますので、為替変動に対し、一喜一憂してしまう恐れがありますので、これは避けておきましょう。

また、システムに慣れるという点では、レバレッジそのものも考える必要があります。こちらもFX会社によって提供しているレバレッジがありますが、初心者の内は3~5倍程度にとどめておいて、あまり儲けを考えないことが大切です。

通貨のクセや、市場を読む力が付いてきてから、より高いレバレッジにチャレンジすると良いでしょう。それまでの数ヶ月間は、自分自身のお勉強を割り切って、うまくFXと付き合ってみて下さい。繰り返しになりますが、1万円の証拠金に対して、レバレッジ3~5倍をオススメします。或いは、10万円の証拠金を預けて、レバレッジ1倍で取引するという方法もあります。

いずれの方法でも共通して言えるのは、取引システムの理解と気持ちの持ち方を学ぶことにありますので、その点を絶対に忘れないようにしましょう。焦って学ぼう、設けようとすればするほど、損をするというのが投資の定石と言えます。

最初の内は、証拠金全てを使わない

ここまで、自己資金及びレバレッジについて、簡単に学んできましたが、もう少し自己資金である証拠金の運用面についてご紹介しておきたい点があります。それは、FX会社に預けた証拠金全額をポジションに割り当ててはいけない!ということです。つまり、10万円分の証拠金を預けたと仮定した場合、その10万円をレバレッジ10倍で1万米ドルを注文するということです。

ここには、大変大きなリスクが隠れています。どういうことかと言いますと、この例の場合、1ドル円安になると、評価額は11万円(1万円の儲け)となります。しかし、1ドル円高になると、評価額は9万円(1万円の損)になります。後者で考えると、10%損をした計算になります。

外国為替市場は、平日24時間動いているため、自分が夜寝ている間に、1ドル変動するということは、時々あるものです。中には、アメリカにおいて大変厳しい金融危機や経済指標が出た瞬間に、円高へと急速に進み、評価損がどんどん膨らんでしまう、というケースも希にあります。

大変恐ろしいのは、こうなってしまうと、人間の心理として「その内、また円高に戻るだろう」と誤認してしまい、このポジションを保有し続けてしまい、気が付いたら「利益が出ない、塩漬けされたポジション」となってしまうことです。

つまり、損切りのタイミングを失い、利益を出せないということに他ならないのです。また、証拠金を50%から80%も失ってしまうというケースも実際にはあり、大変危険な取引結果となってしまうのです。大事な証拠金ですので、仮に10万円預けたとしても、リスクヘッジの意味を含めて1~3万円程度までを上限に、ポジションを注文するように心掛けましょう。

絶対やってはいけない追証

続いて、これも時々初心者に見られがちな取引として、「追証」というものがあります。これは、自分が保有しているポジションが50%の評価損を出してしまい、取引を維持するための担保が保てなくなるために、FX会社から追加で証拠金を要求されることです。

人間の心理として、「このままでは、自分の証拠金を失ってしまう!早く入金しなければ」という、誤った認識の下で、ついつい証拠金を追加入金してしまいます。ここで、最も恐ろしいシナリオは、追証が発生してもなお、保有しているポジションが持ち直すことなく、さらに評価損を拡大させた場合、今度はFX会社から強制的に決済されます(反対売買)。これは、投資者の証拠金を守るためですが、それでまに預けた証拠金+追証の80%を失いますので、結局は大損ということになります(強制決済の基準は、FX会社に依存しますので、予め確認しておきましょう)。

一番良いのは、この後でお話する「3%ルール」による損切りですが、それらのルールを適用していない場合は、 「後で何とかなる」という未練を捨てて、早めに損切りする対策を講じることが、暫定的な対策と言えるでしょう。

とにかく、追証が発生した時点で、しっかりと頭を冷やした上で、ポジションを解消し、一度取引から離れて、 市場を静観しましょう。次第に気持ちが落ち着き、取引しやすい相場になってから、また投資シナリオを 考えなおしましょう。この際、一度自分の投資スタンスを見直し、ポジションに割り当てる証拠金の割合や レバレッジを見直すことをオススメいたいます。

短期取引と中長期取引の心構え

実際に取引を行うにあたり、自分の生活スタイルにあった、取引時間とスパンを決めとく必要があります。これは、平日あまりPC画面で外国為替市場の動向を確認できない人が、デイトレードをやって稼ごう!などと、非現実的な投資スタンスで臨むことは避けましょう。ということです。それでは、どのようなパターンが挙げられ、どのような心構えが必要か3パターンで説明したいと思います。

(1)スキャルビング
これは数秒~数分単位での為替差益を狙うパターンです。ポジションを長く保有しない分、PC画面にずっと集中していなければならないため、FX専門で稼ごうと考えている人向けの手法です。

(2)デイトレード
良く聞く取引パターンかと思います。実際、数十分~1日以内での為替差益を狙うもので、1日の中での為替変動パターンから売買タイミングを見極め注文・決済するものです。但し、その日よって変パターン異なりますので、相場の流れや読む力に加え、後述するテクニカル分析から売買タイミングを見極める必要があると言えます。

(3)スイング
こちらはあまり聞き慣れない取引パターンではないでしょうか。これは、数日~数週間というやや長いスパンでの為替差益に加えスワップ金利を加えた利益を狙う取引パターンです。外貨預金に比べて手数料が低いメリットがある一方で、相場が大きく変動すると金利以上の為替差益が発生するためスワップ金利による差益が得られない場合があります。また、中期的にポジションを保有するため、日々の為替変動に一喜一憂しない/感情的にならない心構えが必要とされます。

以上が代表的な取引パターンになりますが、是非自分の生活スタイルに合わせて、FXライフを楽しんで下さい。

損切りの勇気…徹底した3%ルールの適用

FXの初心者の皆さんが気になる他のポイントとして、「どの時点で損切りすれば良いか?」という点があるのではないでしょうか。実際に、注文約定したポジションが気が付いたら、評価損を出し始めたとしましょう。ここですぐに損切り出来る方は、大変有望な投資家のタマゴです。

しかし実際には「今は一時的に下がってるだけで、近い内にまた利益が出るだろう」という、危険な思いこみ+何とか利益を出したいという心理から、ポジションを解消し難くなります。そして気が付いたら大損に発展して、証拠金の大半を失うということが少なくありません。実際に、私も同じ体験を何度もしてきました。その度に、「あの時に、もっと早く損切りしておけば良かった」という後悔が強く残るものです。

そこで、初心者の皆さんほど、「3%ルール」というクセを早い内に身につけて欲しいと思います。3%ルールとは、注文したポジションに対し、3%の評価損が出た時点で自律的にポジションを解消するという指針です。例えば、1万米ドル(10万円分)の買いポジションを注文した後、思うように円安にならずに円高へと推移し、3000円の評価損が出たと仮定しましょう。この時点で、3%の損が出たと見なして、ポジションを解消して痛手を負わないようにすることになります。

より安全な方法として、買いポジションを灼定したと同時に、「指値」での売り注文を出すことで、自分が常時PCや携帯電話ので為替レートを見なくても、安心して自動的に損切りしてくれます。大変勇気が要る行動ですが、これも全て大切な資産(証拠金)を守り、運用するための秘訣の一つなのです。