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最初の内は、証拠金全てを使わない

ここまで、自己資金及びレバレッジについて、簡単に学んできましたが、もう少し自己資金である証拠金の運用面についてご紹介しておきたい点があります。それは、FX会社に預けた証拠金全額をポジションに割り当ててはいけない!ということです。つまり、10万円分の証拠金を預けたと仮定した場合、その10万円をレバレッジ10倍で1万米ドルを注文するということです。

ここには、大変大きなリスクが隠れています。どういうことかと言いますと、この例の場合、1ドル円安になると、評価額は11万円(1万円の儲け)となります。しかし、1ドル円高になると、評価額は9万円(1万円の損)になります。後者で考えると、10%損をした計算になります。

外国為替市場は、平日24時間動いているため、自分が夜寝ている間に、1ドル変動するということは、時々あるものです。中には、アメリカにおいて大変厳しい金融危機や経済指標が出た瞬間に、円高へと急速に進み、評価損がどんどん膨らんでしまう、というケースも希にあります。

大変恐ろしいのは、こうなってしまうと、人間の心理として「その内、また円高に戻るだろう」と誤認してしまい、このポジションを保有し続けてしまい、気が付いたら「利益が出ない、塩漬けされたポジション」となってしまうことです。

つまり、損切りのタイミングを失い、利益を出せないということに他ならないのです。また、証拠金を50%から80%も失ってしまうというケースも実際にはあり、大変危険な取引結果となってしまうのです。大事な証拠金ですので、仮に10万円預けたとしても、リスクヘッジの意味を含めて1~3万円程度までを上限に、ポジションを注文するように心掛けましょう。