HOME > ファンダメンタル分析の知識 > 世界情勢や災害などの地政学的要素を知る
経済指標予測・速報を活用する以外に、FX取引を行う上でもう一つだけ重要な基礎情報・視点をご紹介しておきたいと思います。日本人にはあまり馴染みは無いかもしれませんが、「地政学的リスク」というものです。これは、取引対象の国が抱える国内情勢、災害発生確率、国家間外交関係等による為替変動リスクのことです。最も分かりやすい例を挙げますと、2001年9月11日に発生した米国同時多発テロの際、米ドルの価値は一気に下がり、持ち直すまでに時間が掛かりました。
これは、米国経済に与えるインパクトのみならず、その先に発展したテロ対策や イラク戦争、現在のアフガニスタン戦争等、米国へ投資をする材料としては不適格だったため、各国の投資家がその投資資金をより安全な国の通貨や、金融商品への振り分けた(引き上げた)ことが大きな要因に挙げられます。
もし、日本円の場合で考えますと、テロなどの脅威は無いものの、首都圏を中心とした大震災、もしくは北朝鮮によるミサイル発射等が地政学的リスクと言えるでしょう。
こうした地政学的要素は、前述の経済指標のような金融向け情報サービスとは異なり、日々のニュースや新聞などを通じて、世界各国間や国内情勢を常に確認しておく、頭に入れておくという「知識的な側面」が強いですので、一夜で身に付く内容ではありません。投資家のタマゴとして、是非、これら世界情勢にも目を向ける「情報の幅」を広げる必要もあるということです。
